子ども達の足の健全な成長と発育を考えるNPO法人WISHさまご協力のもと、Hand&Foot会員の足に関する疑問に専門家の方々がお答えくださいました。
※上記症状の詳細については、こちらのサイトをご参考にしていただければ幸いです。
Q&Aの閲覧にあたり、下記の点にご注意ください
① 身体の総合的な状態の把握を行った上で、個別の対応が本来必要である。
② 個々の生活環境も大きく影響するので、日常の生活動作にも注視した上で、装具や靴の選択をしなければならない。
③ 必要に応じて、仮合わせも数回行うケースもあり、歩容や装具による圧痛点の有無も確認が重要なので、その手間に付き合えること。
回答はあくまでも一般的なものになります。
対象者により個々の処方が異なるということを十分に理解した上でご参考になさって下さい。
(義肢装具士・保健学博士)
インソールはどこかに症状があるから利用するのではなく、症状を未然に防ぎ歩行をスムーズにするための役割があることを理解する必要があります。
製作技術や素材により品質に違いが生じますが、使用することで歩容が改善したり、胼胝が軽減したりといった効果が得られます。
症状にもよるので、一律に何歳から何歳までと区切っては言えませんが、本人が歩きやすいと感じたら年齢に関係なく必要に応じて利用しましょう。
インソールが必要と考えるのは、奇形によって足で体を支えることが不安定な場合、またはインソールがないと足関節の内反・外反と言ったアライメントの異常が起きる場合であり、特に年齢や足長差での違いはありません。
インソールは靴の中で足が動かないように、歩き易くするために必要なものと考えています、そのためにも足のサイズに合った靴が重要です。
※シューフィッターとは、足の疾病予防の観点から正しく合った靴を販売するシューフィッティングの専門家のことです。
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バランスが悪いと本能的に"かばい癖"がついて歩行してしまうので、後年になり下肢だけではなく体全体にかばい歩きの弊害が出る可能性もあります。
足趾での踏み返しが十分発揮できない場合、中足骨頭に大きな負担がかかるので、インソールでの除圧や靴の調整は必要になってきます。
ロッカーバーやトゥーピッチがある靴、甲をしっかり留める事が出来、足と靴のフィッティングが良い靴を選ぶよう心がけましょう。
【回答:義肢装具士・保健学博士】
※ロッカーバー加工とは
靴底をロッキングチェアのような形状に加工することで、関節や前足部の負担を軽減し、スムースな歩行を可能にします。
【回答:上級シューフィッター、保健学博士】
歩行の際、特に意識せずに欠損側の右足をかばってしまうと、骨盤が不均衡になってしまいます。
インソールで骨列のアライメントを整えることで、他の関節への悪影響を防ぐことができます。左右の下肢の重心バランスをとるためにも利用は継続しましょう。
【回答:義肢装具士・保健学博士】
骨化期終了までは足の成長も大きく、インソールも短期間で変えなくてはなりませんが、15歳位になれば変化が無くなります。
より足を補助できる良いものを長期にわたって使用したほうが良いでしょう。
例えて言うなら、近視の方が眼鏡をかけ続けるのと同じ事です。
歩き始めから補助が必要な足なら、その時期に合わせた柔らかさ、形状を考慮しましょう。
骨化期には骨形成を助け、サポートする道具がインソールであり、よりバランスの良い歩行を得るためにも、常に使用するように心がけましょう。
【回答:上級シューフィッター、保健学博士】
【回答:整形外科・リハビリ専門医】
また、こういう症例では扁平足症状を発症している方が多いので、足のアーチ形成を行う上でもしっかりしたインソールを内蔵した特殊靴(オーダー靴)を作製することも必要になってくるでしょう。
【回答:義肢装具士・保健学博士】
単純な容量で決めるのではなく、立ち位置のバランスを保ちながら履ける、大きさ長さ、特に幅、太さなど測り、足に見合った靴を選定することが必要になります。
【回答:上級シューフィッター、保健学博士】
インソールを外している時間が長いと、当然効果が少なくなり、負担は多くなります。生活環境も大いに影響するので、固いフローリングやコンクリートの床などよりも、畳やクッション性の良いカーペットでの生活を心がけ、足への負担を軽減しましょう。
【回答:義肢装具士・保健学博士】
【回答:上級シューフィッター、保健学博士】
【回答:義肢装具士・保健学博士】
5歳頃は化骨が進み、土踏まずのアーチ形成が最も進む時期と言われています。インソールで矯正し、左右バランスの取れる骨格の身体を目指しましょう。
【回答:上級シューフィッター、保健学博士】
靴や装具を用いて脚長差をカバーすることができます。以前、成人で両足全趾欠損の方のインソールを作成したことがあります。その方はスポーツシューズにインソールを入れ、マラソンにチャレンジされていました。適切な靴や装具を使用すれば出来ないことはないと思っています。
※シューフィッターとは、足の疾病予防の観点から正しく合った靴を販売するシューフィッティングの専門家のことです。
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【回答:整形外科・リハビリ専門医】
支え足を大切にして保護することも、靴や装具の大きな役割と言えます。
欠損部分を復元したような足根義足や特殊靴の製作も考えられます。しかし、子供の場合は成長が速いためこまめに調整が必要になります。
脚長差は体のあらゆる部分の関節に悪影響を与えるので、装具や靴で修正することが望ましいでしょう。まずは正確に脚長差を計る事。差が大きければ、なるべく早く装具や靴の作成をされることをお勧めます。
【回答:義肢装具士・保健学博士】
【回答:整形外科・リハビリ専門医】
また、つま先にゆとりがあり、インソールのトップカバーに足への負荷がかからない素材を使用している靴。出来れば、ロッカーバー(中足骨に当たる部分の靴底が盛り上がっている)が付いている靴を選びましょう。
縦・横のアーチが付いたインソールを使うのが、胼胝の解消には効果的だと思います。
【回答:義肢装具士・保健学博士】
【回答:整形外科・リハビリ専門医】
【回答:義肢装具士・保健学博士】
【回答:上級シューフィッター、保健学博士】
【回答:整形外科・義肢装具士・上級シューフィッター】
また、脚長差が6㎝あるのに対して3㎝しか補高していないのは少なすぎます。内反がある分、脚長差が減っているのかもしれません。
骨盤の高さが実際どうなっているかが問題かと思われます。
脚長差のために左骨盤を前方回旋させて歩くと、左足も内転します。
病院で骨盤の動きを診察してもらいながら調整するとよいでしょう。
【回答:整形外科・リハビリ専門医】
3cm下肢の長さが違う分、膝を屈曲させたり、膝を内反に変形させることで下肢の長さを合わそうとするため内反気味になっているのかもしれません。
医師に相談されることをお勧めします。
【回答:義肢装具士・保健学博士】
【回答:義肢装具士・保健学博士】
1.シュリット http://www.schritt.co.jp/goods.htm
〒170-0013東京都豊島区東池袋2-15-5
2.バン産商株式会社 http://www.vansan.co.jp/
〒111-0043 東京都台東区駒形2-5-7
3.大井製作所 http://ohi-jp.com/
〒602-8004 京都市上京区下長者町通新町東入
4.足と靴のサイズ http://112.78.120.11/~kutsusize/wpk/
〒936-0027 富山県滑川市常盤町181 S.Cエール内
【回答:義肢装具士・保健学博士】
【回答:整形外科・リハビリ専門医】
【回答:義肢装具士・保健学博士】
【回答:上級シューフィッター、保健学博士】
【回答:整形外科・リハビリ専門医】
【回答:義肢装具士・保健学博士】
【回答:上級シューフィッター、保健学博士】
左右のバランスの悪さを改善する運動などは自発的に行うものです。
症状以外にも個人差が大きく、同じ動作が全ての人に当てはまるわけではありません。本人が好む動作を見つけ継続を心がけましょう。
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体幹機能トレーニングとして腹横筋、腹斜筋を鍛えること、股関節周囲筋群(中殿筋・大殿筋など)を鍛えることが大切ですが、脊柱の状態をちゃんとレントゲンで確認してもらい、どの高さで曲がっているかによって適切なリハビリテーションを受けることをお勧めします。
※側彎:背骨が側方(左右)に曲った状態
【回答:整形外科・リハビリ専門医】
① 大の字シーソー
大の字に立ち、膝を伸ばしたまま左右の足に交互に体重をかけて大きく動く。体をくねらせず、しっかりと大の字を崩さないようにさせる。
② お尻歩き
床に足を伸ばして座り、お尻で歩く。前ができたら後ろにも。
③ ハイタッチ
子供の前に立って、手を出し、タッチさせる。左右交互に。高くしたり遠くしたりして位置を変える。
【回答:健康運動指導士】
【回答:整形外科・リハビリ専門医】
【回答:整形外科・リハビリ専門医】
そこで、ひざを軽く緩めて前傾姿勢で歩くことで重心を前に掛け、指を下ろすことを覚えると良いかと思います。
【回答:健康運動指導士】
【回答:整形外科・リハビリ専門医】
但し、お子さんが違和感を感じていないかを注視し、痛みを訴えるようでしたら速やかに中止してください。
インソールを付けたままの運動は基本的には問題ありません。ですが、内側アーチがあまりにも高いインソールは運動には適さないのでお勧めしません。
【回答:整形外科・リハビリ専門医】
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【回答:皮膚科医・医学博士】
【回答:皮膚科医・医学博士】