手足の切断・欠損のある子ども達を支援する【ハビリスジャパン】のイベントに参加してきました
義肢を専門領域に持つ医師・セラピスト・義肢装具士・エンジニアと連携して活動する、
一般社団法人ハビリスジャパンのイベントにお邪魔してきました!
義手や義足を使う子どもたちの支援体制を築き、成長と活動に”適した”環境を整える-一般社団法人ハビリスジャパン
ハビリスジャパンは、
手足に障がいを持つ子供たちを対象としたイベント(運動用義手体験、体操指導員による体操教室や情報交換の場の提供等)の開催、
運動用義肢パーツの貸与や医療スタッフのためのワークショップの開催等、手足の切断・欠損をもつ子ども達を支援されている社団法人です。
同じ境遇の子どもたちと家族同士の情報交換の場、
「PAFF Meeting」
今回お邪魔したのはハビリスジャパンで定期的に行われている「PAFF Meeting」というイベントで、今回は1部が家族交流会、2部が大泉スワロー体育クラブでの運動教室、という内容でした。
1部では「お手手の先輩」として先天性手指欠損の方がいらっしゃっていて、参加した当事者家族と子どもたち向けにご自身の体験談を聞かせてくれました。
「小学校のときリコーダーはどうしていた?」
「ピアニカは?」
「義手はいつからつけているの?」
…など、当事者家族が日頃から心配していたり気になっていることについて、とても気軽に答えてくださっていた姿が印象的でした。
経験者から直接お話を伺える機会はなかなかないので、大変貴重な時間となりました。
参加者も交えての雑談では、
「楽天で手がなくても使えるピアニカが買えるんですよ~」
「手のことを人に聞かれた時、何て答えてる?」
「片手でも干せる洗濯物干しがあるよ~」
等々
当事者だからこそ分かり合える会話や、知らなかった情報がたくさん交わされていました。
「できた!」という大切な気持ちを体験できる!
第2部ではオリンピック選手も輩出していることで有名な大泉スワロー体育クラブへ移動。
両腕欠損、手首から先の欠損…など様々な手をもつ子が参加していましたが、その子にあったサポートを指導員の先生たちが行っていました。
子どもたちは終始笑顔で、とても楽しそう!
待ち時間ではここでも両親同士で情報交換。
普段、同じ先天性欠損の子をもつ親同士で出会い直接話し合うことはなかなかできないので、とても有意義な時間となっていました。
イベント中は、子どもたちが安全に体操できるよう、大泉スワロー体育クラブの指導員の方がきちんと見守ってくれていました。
身体を動かし、遊び、運動することが大好きな子どもたち。
もちろん、その気持ちは手足に欠損のある子だって全く同じです。
手をつく運動では義手をつけてやってみたり、とにかく挑戦してみることで
子どもたちにとって「できる!」「できた!」という大切な気持ちを体験できる、素晴らしいイベントでした。
最後は高~~くジャンプできるトランポリン!
指導員の方がサポートしてくれ、みんなくるっと一回転させてもらっていました。
とにかく「子どもたちが楽しめるイベント」を
ハビリスジャパンでは、定期的にイベントが開催されています。
とにかく子どもたちが楽しい!できる!面白い!と思えるような内容を心がけている、とのこと。
冬にはハビリスジャパンとHand&Footでのクリスマス会も開催予定です。
直近では、
・(ご家族様対象) 3DプリンターWorkshop For Kids & 家族交流会(9月9日・10日)
・◆◆大阪イベント「ボクとワタシのギソクとダンタン」◆◆(10月6日)
が予定されています。
イベントの詳細はこちらから。
→https://habilisjapan.wixsite.com/habilisjapan(公式サイト)